衰退傾向といわれる日本の映画産業だが、入場者数自体は1997年頃から増加に転じ、2003年の映画の興行収入(映画館の入場料売上)は過去最高の2032億円に達した。とはいえ、この額は洋画のヒットに助けられている面が多い。映画館では、ショッピングセンターなどに併設されることの多い「シネマコンプレックス」(同じ建物内に複数のスクリーンを持つ映画館)が健闘している。どの映画を観るか、その場でいくつかの候補から選べる自由さが人気の理由だ。興行収入は、まず、映画館(興行会社)と配給会社とで分配される。比率は、たとえば、映画館側か50%、配給会社側が50%というように配給契約時に決められる。大ヒットが予想される大作を手がけるハリウッドのメジャー系(大手)配給会社などは、70%ほどの取り分を得ることもある。配給収入から、配給会社の利益、広告宣伝費などの経費を差し引いた残りが製作会社に入り、ここから、監督やプロデューサー、出演者へのギャラが支払われる。映画『おくりびと』では脚本家として一世を風靡した小山薫堂さん。世界遺産を立体映像で映しだす3D映画にも携わる。オレンジ・アンド・パートナーズの社長であり、東北芸術工科大学デザイン工学部の講師も務める。
[参考]
小山薫堂のメッセージ