カレンのビューティーBlog

ニューウェーブたちは暴走する

2011.03.05

美容外科クリニックの経営が、暴力団や治外法権マフィアの新種の資金稼ぎとして使われ始めているという噂も聞いた。美容外科は儲かる新種のビジネスだと思われているらしい。経営者が事業として医者を雇いチェーン展開するケースの中で、外科の経験すらない若い医者が高給で雇われているとも聞く。技術的な不安も少なからずある。『日本医事新報』という雑誌の募集広告によれば、美容外科医は他の科よりも高額の年収2000万円から3000万円という数字が記されていた。しかも、経験不問、開業援助も可、と。いったいどれくらいトレーニングを積んだ医者がメスを持つのか?1、2年で独立してしまう者もいるという話を聞いたのだが…。「ニューウェーブの医者はなにを考えているのかわからないですよ。40歳までに金を儲けてビルをおっ建てて、事業家に転身しようというのがゴロゴロいるんだから」と、都内のクリニックをまわっているある医療器具メーカーの営業マンはこぼした。「最近の若い医者は妙に金儲け主義なんですよ。ちょっと技術をマスターするとすぐその気になって独立、開業。あいつ本当に大丈夫かい?みたいなのがね。目と鼻がこなせれば一応はなんとかなるとは言ってもね。本当は5年はトレーニングしてもらいたいのよ。それを1年くらいでクリアしたつもりになる。もう一つ、若い医者が簡単に独立できる理由はね、経営者が別にいて、スポンサーシステムでどんどん診療所を作って雇うから。若い医者1人じゃ開業は簡単じゃないよ。広告費ふくめて数億円はすぐにかかるんだから。経営者と医者が別だと宣伝もいきすぎちゃうし、暴走するのが恐い。ある意味では患者さんがモルモット代わりになる。まだ被害はそれほど表に出てきていないけれど、1人が出たら我も我もって芋づる式に出てくるんじゃないの」とこぼすのは、都内の大手美容外科の関係者だ。なぜ美容外科がそんなに儲かるのか。現行の医療法では、健康保険の適応は「一般に医師又は歯科医師として診療の必要があると認められる疾病又は負傷に対して」とされ、「単なる美容上の目的をもって行う痕除去手術、単なる健康診断、発育不全で特別症状のない場合の治療手術等」は除外されている。そのため手術代金は各クリニックが自由に決める。大手美容外科の手術料金(1990年6月)《高須クリニック》二重まぶた(埋没)17万円、隆鼻術35万円、脂肪吸引(腹)60万円、頬シワ取り100万円、豊胸術100万円。《品川美容外科》二重まぶた(埋没)15万円、隆鼻術23万円、脂肪吸引(腹)40万円、豊胸術60万円。《十仁病院》二重まぶた(埋没)17万円、隆鼻術23万円、脂肪吸引(腹)50万円〜、頬シワ取り62万円、豊胸術60万円。複合的な手術をすれば、すぐに50万から100万円という金額に達するだろう。中には価格を安くすると、技術が良くないのではと勘ぐる患者もいるという。1つのクリニックでもし年間10万件の手術をするとしたら、包茎など安い手術も含めて平均1件20万円として計算してみても、年間約200億円の売上となる。美容外科は儲かる、と言われるのも、なるほどうなずける。

[参考]
http://www.ievp.org/list02.html


http://www.broest.com/tips02.html


http://www.smithc.net/